岡山のドッグフードブランド「ドットわん」が挑戦!
岡山県のドッグフードブランド、株式会社ピュアボックスが展開する「ドットわん」は、2025年10月1日より新たに愛犬のおやつとして「ジャージー仔牛シリーズ」を発売することを発表しました。これは、岡山の蒜山地域で長年の課題となっていたジャージー種オス仔牛の活用を目指したプロジェクトです。地元の酪農家と連携し、愛犬用おやつという形でその肉を有効活用する試みです。
ジャージー仔牛シリーズの魅力
「ジャージー仔牛シリーズ」は、2種類のラインナップから成り立っています。
1.
ジャージー仔牛のやわらか煮(仮称)
この製品は、ジャージー仔牛の旨味を引き出したスープと、ホロホロとほぐれる柔らかさが特徴です。愛犬の食欲を刺激し、豊かな香りが広がります。
2.
ジャージー仔牛の手焼きせんべい(仮称)
丁寧に職人が手焼きしたこのおやつは、素材本来の旨味を閉じ込め、パリパリの食感が楽しめます。嗜好性が高く、愛犬も思わず夢中になってしまうことでしょう。
このシリーズが開発される背景には、蒜山地域の酪農家が直面している課題があります。オス仔牛は経済的な問題から活用が難しい状況であり、そのために約11万円の赤字が出ることも少なくありませんでした。そこで、ドットわんが新たなビジネスモデルを確立し、ジャージー仔牛の肉を愛犬用おやつに利用することで、酪農家の支援に繋がる道を模索しました。
開発の裏側
ジャージー仔牛の肉を使用するにあたって、選んだのは「低脂肪で高タンパク」の赤身肉です。製品には調味料や保存料は一切使用せず、愛犬に安心して与えられるおやつを目指しました。
品質を保ちながら美味しく加工するためには、試行錯誤が続いたと言います。細部にわたる開発努力の末、できあがった製品は酪農家の課題解決だけでなく、愛犬たちへの新しいおいしさの提供にもなっています。
クラウドファンディングでの支援
このプロジェクトは6月13日からクラウドファンディングを通じて支援を募っており、2025年8月11日まで受け付けています。プロジェクトは「蒜山酪農を全力応援!希少なジャージー「仔牛肉」で犬用おやつを愛犬に」というタイトルで進行中。目標金額100万円に対し、7月31日の時点で50万円の支援を受けており、達成率は50%に達しました。
支援者からは地域の課題解決に向けた期待の声が寄せられており、酪農家に対する感謝の気持ちを再認識する機会ともなっているようです。
今後の展望
ドットわんは、このプロジェクトが単なるおやつの開発にとどまらず、「畜産資源の有効活用」と「酪農経営の持続可能性」に繋がることを信じています。愛犬と共に、地域の酪農を支え、応援していきたいという思いが込められています。これからも愛犬への愛を深めつつ、地域に貢献する取り組みを続けるドットわんの動向から目が離せません。