岡山大学の新教材で熱心に学ぶ高校生たちの姿を紹介！

岡山大学の教育支援が生徒たちの学びを後押し

2025年7月22日、岡山県立岡山芳泉高等学校で行われた「植物系DXセンシング講座」には、国立大学法人岡山大学の学生団体iMSが開発した教育用教材を基にしたプログラミング学習が実施されました。この講座には文系・理系を問わず12名の生徒が参加し、実際に手を動かしながら学ぶ貴重な体験をしました。

講座では、最新のプログラミング技術を利用して“Tech Tree”という教材を活用し、植物の成長に必要な光度や高さをリアルタイムで測定するためのセンサーも導入されました。この講座を通じて、生徒たちは実際にセンサーを配線し、測定プログラムを組み立て、データの収集から解析、さらには要因間の関係性を可視化するマッピングまでを経験しました。

プログラミングの硬さに加え、データ解析に取り組む中で生徒たちは特に移動平均の概念について深く学びました。この講座に参加した生徒の一人は、「実際に動く教材を通しての学びがとても面白く、学校での観察に役立てたい」と感想を述べました。

また、講座を指導したのはiMSのメンバーで、なかには岡山芳泉高校の卒業生も含まれています。彼らにとっては、大学で習得した専門知識を高校生に伝える機会となり、非常に意義深い経験となったようです。指導者の一人は、「自らの学びを高校生と共有できたことが感動的であり、彼らと対話を通じて自分自身の学びを振り返ることもできた」と言いました。これは、岡山大学が地域の教育に力を注いでいる事例の一つであり、学生が主体となって開発した新しい教材が教育の質を向上させていることを示しています。

この講座は、文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業（DXハイスクール）」の一環として実施され、地域の高校におけるデジタル技術活用を後押ししています。岡山大学は今後も、大学の教育と地域の高校の教育との架け橋となる活動を続け、さらなる人材育成に貢献していく方針です。

期待される取り組み

今後の岡山大学の活動から目が離せません。大学生が開発した教材を用いた教育活動は、技術だけではなく、学生自身の成長にもつながる重要な要素です。未来を担う高校生たちが、テクノロジーと実践を通じてどのように成長していくのか、そのプロセスを見守りたいと思います。このような取り組みにより、岡山大学は地域社会との信頼関係を強めるだけでなく、全国の教育現場にも新たな風を必要としていることを感じます。教育システムの進化に寄与し、次世代のリーダーを育成するための支援をこれからも続けていきます。引き続き岡山大学の活動に注目していきましょう。