日本最大級のクリエイティブアワードで受賞
2025年に実施された「65th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」において、The Breakthrough Company GOが企画した2つのプロジェクトがそれぞれ異なる分野で受賞しました。この賞は、日本最大級のクリエイティブアワードであり、さまざまな領域のクリエイティビティを評価することを目的としています。
ファミリーマート「涙目シール」の受賞
ファミリーマートが発表した「涙目シール」は、食品ロス削減を目的にしたキャンペーンの一環として開発されました。このシールは、値引き商品に「涙目のおむすび」と「たすけてください」というメッセージを添えることで、消費者の感情に訴える仕組みです。これにより、安さだけが理由で商品を購入するのではなく、「助けたい」という気持ちを引き出し、購買行動を促進しました。
今回のアワードでは、PR部門でのゴールド、デザイン部門でのシルバー、ブランデッド・コミュニケーション部門でのブロンズを獲得しました。特に、実証実験を通じて購入率が5ポイント向上したことが評価され、全国展開が決定されたのです。この取り組みによって、年間約3,000トンの廃棄削減が期待されています。
ファミリーマートのサステナビリティ推進部の原田公雄氏は、「多くのお客さまの共感を得ることができたこのデザインが高く評価されたことを嬉しく思う」とコメントしています。企業としては、消費者と共に社会課題に取り組む姿勢が重要視されていると言えます。
ベイブレード「GEAR SPORTS」の受賞
一方、ベイブレードの新シリーズ「BEYBLADE X」は、コアアイデアとして「GEAR SPORTS」を掲げ、マーケティング・エフェクティブネス部門でACCシルバーを受賞しました。少子化が進む中、子どもだけでなく大人も楽しめる戦略が求められる中で、この新シリーズは多くの消費者に支持されました。
ベイブレードは1999年に誕生し、様々な世代に愛されてきた玩具の一つです。その新たな試みとして、「おもちゃ」を超えるスポーツという方向性を打ち出し、マーケティングキャンペーンの各施策を積み重ねた結果、前シリーズより売上が約300%増加しました。特に、2023年7月には10万個の販売がヒットとされるおもちゃ業界で、4200万個以上を出荷する異例の成功を収めたのです。タカラトミーの篠永氏は、「歴史あるブランドのイメージを再定義する挑戦が評価されたことに感謝します」とコメントしています。
持続可能な社会の実現に向けて
このように、The Breakthrough Company GOの取り組みは、消費者と企業の新しい関係性を築く大きな一歩となっています。クリエイティブなアイデアで社会課題を解決しようとする姿勢は、今後も多くの企業にインスピレーションを与えることでしょう。両プロジェクトが示した通り、共感を生むデザインや戦略が、持続可能な社会の実現に寄与することを期待しています。
公式ウェブサイトでの詳細情報もぜひご覧ください。これからも新たなクリエイティブが誕生することを楽しみにしています。