岡山大学の学生が平和をテーマに交流
国立大学法人岡山大学の学生2名が、長崎県で開催された「Nagasaki Peace-Preneur Forum」に参加し、平和についての新たな想いを共有しました。このフォーラムは、世界中から集まった若者たちが核兵器廃絶や非暴力の実現に向けて意見を交わす貴重な場となりました。
フォーラムの背景とテーマ
今年のフォーラムは、戦後80年という節目にあたる長崎で行われ、メインテーマは「分断と対話」でした。戦後の歴史を振り返ると、我々は今も様々な分断や争いに直面しています。このような中で、参加者は「平和とは何か」や「どのようにして平和を構築できるか」という問いを深く考え、お互いに意見を交換しました。
特に長崎での開催は象徴的で、原爆投下からの教訓を糧に、今を生きる私たちの役割を再認識させるものでした。会議には、長崎出身のサッカー日本代表の森保一監督や、国連の事務次長補などが登壇し、スポーツや国際連携の大切さについて語りました。
学生たちの参加体験
岡山大学から参加した田中聖愛さん(教育学部3年)とChok Jia Xuanさん(グローバル・ディスカバリー・プログラム4年)は、数日のプログラムを通じて、多様な視点から「平和」や「社会課題」について考える機会を得ました。\
彼らはワークショップやトークセッションに積極的に参加し、他国の若者たちと交流しながら、平和を願って折り鶴を折るなどの活動も行いました。このような現場での経験が、彼らの視野を広げ、未来に向けた大きな足掛かりとなるでしょう。
平和への思いを次世代へ
フォーラム中には、2024年にノーベル平和賞を受賞するであろう「日本原水爆被害者団体協議会」の田中重光代表や、核廃絶国際キャンペーン(ICAN)のカルロス・ウマナ氏も登壇し、未来は次世代の手に委ねられているとのメッセージを呼びかけました。
これらの体験を経て、田中さんとChokさんは、平和の重要性やその実現に向けた自らの役割について深く理解し、今後の活動に意欲を燃やしています。
次世代リーダーの育成
「One Young World」(OYW)は、地球規模の課題に立ち向かう若者リーダーを育成するための国際的なサミットです。岡山大学はこのサミットに2015年から公式パートナーとして参加し、毎年2名を派遣しています。これによって、学生たちは国際的なネットワークを広げ、自信を持って未来を切り開いていくチャンスを得ています。
〇〇年後、岡山大学から世界を変えるリーダーが生まれる日も、そう遠くはないかもしれません。 これからも岡山大学の取り組みに、ぜひご期待ください。