岡山で魅せる建築の新たな可能性
2025年9月6日(土)、岡山コンベンションセンターで開催される「第1回瀬戸内国際建築デザイン実施コンペ2025」の最終審査会では、国内外から集った244作品の中から厳選された10作品が披露されます。主催する株式会社ヤマホンの118年の歴史を背負ったこのイベントは、ただのコンペティションに留まらず、新しい住宅の在り方を示す重要な瞬間です。
コンペの流れと注目の作品
最終審査会では、一次審査を通過した作品が7分間のプレゼンテーションを行います。プレゼン終了後は、審査員との質疑応答が行われ、設計思想や技術的な詳細に関する白熱した議論が繰り広げられます。建築業界において注目されるこのイベントは、設計者自身の言葉で直接アイデアを聞ける貴重な機会となります。
審査員からは、「これほどハイレベルな作品が集まるとは思わなかった」との声も挙がっており、選外佳作も含め、244作品の中から選ばれた精鋭たちの質の高さが伺えます。これにより、受賞作品は実際に建築され、一般販売される予定です。この瞬間、新たな木造住宅のスタンダードが誕生する希望が宿ります。
開催概要と事前申し込み
【日時】2025年9月6日(土)
- - 学生部門審査会(10:00~12:00)
- - フリーランス部門審査会(13:00~15:00)
- - 審査結果発表・表彰式(15:30~16:00)
【会場】岡山コンベンションセンター レセプションホール
岡山県岡山市北区駅元町14番1号(岡山駅西口直結)
入場料は無料で、事前申し込みが必要です。詳細は
こちらから。
同時開催の作品展示会
コンペと連動して、隣接する会場では全244作品の展示会も実施されます。これは、若手建築家たちの革新的なアイデアを一堂に見るための貴重な機会です。
ここでは、最終審査進出作品や選外佳作の展示、さらには設計者との交流コーナーも用意されており、参加者同士のネットワーキングの場にもなります。これにより、将来の建築関連のビジネスやデザインにインスピレーションを与える場となるでしょう。
業界初の取り組み「実現するコンペ」
このコンペの特筆すべき点は、受賞作品が実際に建築されることです。「重力から自由になる家」というテーマのもと、建築された作品は、岡山県玉野市の分譲地で販売されます。最大4作品の実現が見込まれており、学生やフリーランスの参加者には、デザイン監修者や設計・監理者としてのクレジットが与えられます。
建築に興味のある皆さんには、建築のリアルを体験し、次世代の住宅デザインの方向性を知る貴重な機会です。学生や一般の方も、未来の住宅デザインを早めに体験できる絶好のチャンスです。皆様の参加を心よりお待ちしております。