CLTパネル工法で生まれた新しい貸店舗
東京都多摩市の東寺方に、画期的なCLTパネル工法を用いた貸店舗が完成しました。この店舗は、ライフデザイン・カバヤ株式会社が運営する日本CLT技術研究所に所属する近藤建設株式会社によって立てられ、2026年3月26日に引渡しが行われました。特に注目されるのは、当社のオリジナルであるLC-core構法が採用されている点です。
LC-core構法とは?
LC-core構法は、一般的なCLTパネル工法と在来軸組工法を融合させたもので、高い耐震性能を維持しつつ、不要なパネルの使用を減少させることに成功しています。この新技術により、広々とした開放感のある空間が実現され、まるで木に包まれているかのような心地よさが生まれます。
自由なデザインと空間構成
当初は、伝統的な2×4工法が検討されていたものの、大開口を取り入れた柔軟な設計を求めてLC-core構法が選ばれました。その結果、意匠性と耐震性が両立した、自由度の高い店舗が生まれました。特にL字型コーナー部の大開口サッシは、店内と外部空間をつなげるデザインになっており、訪れる人々に開放感を提供します。また、構造材が現しとなった柱や梁、天井が、木の温もりを伝え、訪れる人々を優しく迎え入れます。
新たな地域の拠点としての期待
この新しい店舗は、世界的に展開するコーヒーチェーン店が運営する予定であり、地域に新たなにぎわいをもたらす拠点となることが期待されています。CLT建材に注力することで木質空間が提供され、今後もさまざまな用途での活用が見込まれています。
構造現場見学会の開催
2026年1月8日には、構造現場見学会が開催されました。参加した約30名の建設会社や設計事務所、メディア関係者が、実際にLC-core構法の特徴を学びながら、CLT建築の魅力を深く理解する機会となりました。これは、木造建築の普及を促進する重要なイベントでした。
最適な木質建材の提案
本建物が使用しているCLTは、中高層建築においてその優れた構造性能が認められる一方で、平屋建ての新しい企画でも、質の高い空間づくりに貢献しています。今後も、CLTの普及とさらなる価値の向上に努めていきたいと考えています。
物件概要
- - 工事名称: 多摩市東寺方計画新築工事
- - 工事場所: 東京都多摩市大字東寺方字五号648番の3
- - 用途: 貸店舗(飲食店)
- - 構造: 木造平屋建
- - 工法: CLTパネル工法(LC-core構法)
- - 敷地面積: 1,818.38㎡(549.96坪)
- - 建築面積: 190.84㎡(57.73坪)
- - 延床面積: 172.08㎡(52.05坪)
- - 工期: 2025年10月〜2026年3月
- - 設計・施工: 近藤建設株式会社
この新たな貸店舗は、CLTパネル工法の最前線を行く象徴的な存在となり、地域の発展に寄与することでしょう。