地域連携の新たなスタート
2025-08-11 23:39:14

岡山大学と久米南町、地域連携を強化する新たなスタートを切る

2025年7月28日、岡山県久米郡久米南町のコミュニティセンターで地方活性化に向けた岡山大学と久米南町の地域連携事業のキックオフ会議が開かれました。この取り組みは、岡山大学が地域に密着したイノベーションを推進する「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」や、トヨタ財団の支援を受けた地域共創型プロジェクトに基づいています。

会議には、岡山大学から駄田井久准教授、大仲克俊准教授、小野千由貴助教、そして研究・イノベーション共創機構の今井明本部長と舩倉隆央副本部長が出席しました。久米南町側からは、片山篤町長を含む関係者が参加し、それぞれの専門知識を持ち寄りながら意見を交換しました。

舩倉副本部長は、地域の包括的な課題解決に向けた大学間の連携や、学生によるプロトタイプ開発の提案を行い、現場での具体的な事業の展望について話しました。また、大仲准教授からは、トヨタ財団助成プロジェクトの3年間の展開計画が示され、初年度の現状把握から公民連携による構想形成、そして実装へ向けた具体的なステップが説明されました。

さらに、小野助教は町内の古民家を活用した発酵ワークショップや地域の食文化を組み込んだ情報発信の提案を行い、実際の住民のニーズに基づいた活動の重要性を強調しました。

参加者からは、住居不足や古民家の改修、鳥獣害、農業経営の課題など、実際に地域が直面している問題が率直に話され、活発な意見交換が行われました。これにより、今後の事業の展開に向けた具体的な道筋が見えてきました。

今回のキックオフを契機に、岡山大学は久米南町との連携をさらに強化し、地域の課題に寄り添いながら、大学間での協力を深化させていく方針です。地域の未来を見据えた取り組みが期待されます。岡山大学の持つ豊富な知識と地域のニーズが交わることで、真の意味での持続可能な地域社会の構築に向けた第一歩が踏み出されました。

今後も、岡山大学は地域との共創を途切れさせることなく、様々なプロジェクトを通じて地域の活性化を目指します。地域中核・特色ある研究大学としての活動が、一つ一つの取り組みを通じて地域全体に良い影響をもたらすことが期待されます。


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