岡山大の3D研修
2025-08-31 14:19:18

岡山大学が中学校教員向けに3Dプリンタ研修を実施

岡山大学の取り組み



岡山大学(以下、岡山大)は、2025年8月1日に岡山県教育委員会主催の中学校教員向け「令和7年度中学校技術家庭科研修講座(技術)」を開催しました。この研修は、岡山大津島キャンパス内の工学部で行われ、主に中学校、特別支援学校の教職員を対象にしています。

今回の研修の狙いは、中学校における技術教育に対する理解を深めることです。参加した教員たちは、最新の教育技術を学び、自らの指導力向上に向けてスキルを磨く機会を得ました。特に、3Dプリンタに焦点を当てたプログラムがあり、多くの参加者にとって新たな挑戦の場となりました。

研修の内容



午前中のセッションでは、岡山大学総合技術部の専門職員が3Dプリンタの基本的な知識を丁寧に解説しました。その内容は、3Dプリンタの種類、適切な製作物、管理時の注意事項など多岐にわたります。その後、参加者はAutodesk社の3Dモデリングソフト「TinkerCAD」を使った実習を行いました。初めて触れるこのツールに苦戦しながらも、多くの教員が熱心に3Dモデルを完成させ、実機での出力見学時には活発な質問が飛び交いました。このような交流は、参加者にとって非常に価値のある経験となったことでしょう。

午後からは、里庄町立里庄中学校の守本俊之教諭が3Dプリンタを活用した授業の具体例を紹介しました。実際に行われたグループワークの時間では、参加者同士で意見を交換したり、新たなアイデアを考えたりと活発なディスカッションが行われました。

教員からの反響



岡山県総合教育センター企画部の大守徹指導主事は、研修の重要性について「3Dプリンタは、文部科学省の学習指導要領に明記されているものの、多くの学校での導入は進んでいません。そんな中、今回の研修は現場の教員が一歩踏み出すための手助けとなったことでしょう」と語りました。与えられた情報と実践的なアプローチが、教員たちを支えることが期待されています。

最新技術への対応



3Dモデリングを指導した安信技術専門職員は、近年の技術教育は「Society 5.0」や「STEAM教育」など多様な方向性を含んでいると説き、「この研修を通じて、教員がより豊かな教育を提供できるようになることを願っています」と述べました。

また、岡山大学総合技術部の佐藤法仁副理事・副学長は、「技術家庭科は急速に進化している分野であり、教育現場でも技術の理解を深める必要があります。今後も専門知識を社会に還元し、教育の質を向上させるために努めていきたい」と意気込みを語りました。

まとめ



岡山大学では、技術職員による多様な研修が行われており、教育現場に新たな可能性を提供しています。地域に密着した重要な活動として、より多くの教員が参加し、未来を切り拓いていくことが期待されています。今後も、岡山大学総合技術部の取り組みに注目です。


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