高卒採用に新風を!MoonJapanとキヤノンMJのコラボ
2023年、採用の現場に新たな試みが始まりました。株式会社MoonJapanとキヤノンマーケティングジャパンが共同で、学生の非認知能力データを活かした高卒採用の実証実験をスタートさせたのです。このイニシアティブは、若者のキャリア形成を支援し、企業と求職者のマッチング精度を向上させることを目指しています。
採用の現状:ミスマッチの問題
高卒採用は日本の若手人材の重要な生命線ですが、厚生労働省のデータによれば、高校卒業後3年以内に離職する新規学卒就職者は37.9%に上ります。この高い離職率の背景には、求職者と企業の情報不足や、選考プロセスの短さが影響しているとされています。適切な人材が見つからず、多くの学生が頑張っているにもかかわらず、その資質が十分に伝わっていないことが、この問題を複雑にしています。
MoonJapanとキヤノンMJの取り組み
この取り組みでは、探究学習の中で蓄積されたデータを使い、生徒の主体性、協働性、粘り強さ、課題設定力といった非認知能力を明確化します。これにより、企業が求める人材像とマッチする学生をデータベースから抽出できる仕組みが整えられます。
導入フローの構築
実際の流れは、まず学校で生徒の非認知能力データの収集を行います。このデータは、教育現場での探究活動に基づいたもので、教員からのフィードバックや生徒自身の振り返りも含まれます。次に、企業はヒアリングを通じて理想とする人材像を明確化。その後、学校側はデータベースを活用し、各社に最適な生徒情報を提供します。
この一連の流れは、ただ人材を見つけるだけでなく、企業と生徒の両者にとって有意義な形で進行するのが特徴です。特に企業にとっては、面接だけでは見えない強みを把握でき、採用の納得感が向上すると期待されています。
期待される成果
この取り組みにより、企業の側からは「求める人材」が確実に応募してくることが期待され、また生徒にとっては自らの強みを言語化することで、進路選択の質が向上することが見込まれています。地域に根付いた教育支援の取り組みとして、地元企業との関わりも促進されるため、学校のキャリア教育の質も向上することが期待されます。
今後の展開
この実証実験は、岡山県を中心としたエリアで行われる予定で、2026年には複数の高等学校や企業との連携を深め、全国展開を視野に入れています。学生の能力と企業のニーズをつなぐ架け橋としての役割を果たすことが期待され、地域の人材育成にも寄与することでしょう。
最後に
若者の定着やミスマッチ解消に課題を感じる企業や学校自治体の方々は、ぜひ本取り組みに注目してみてください。お問い合わせは、MoonJapanやキヤノンMJの公式サイトから可能です。新しいモデルがもたらす未来に、期待が高まるばかりです。