岡山・奉還町商店街プロジェクト、1000万円のデジタルマネーを達成
岡山市の奉還町商店街で展開されている「World・奉還町商店街プロジェクト」が、開始からわずか2か月でユーザーへのデジタルマネー配布総額が1000万円を突破し、350万円が商品券へと交換されたことをお知らせします。このプロジェクトは岡山県に本社を持つ株式会社KAMP.と地元の商店街振興組合、協同組合の協力により実施されています。プロジェクトの目的は、地域経済を活性化し、商店街の魅力を再発見してもらうことです。
プロジェクトの仕組み
「World・奉還町商店街プロジェクト」は、2025年3月に始まりました。この取り組みは、Worldの「World ID」というデジタル身分証明書を通じて、ユーザーが個人情報を開示することなく「自分が人間である」ことを証明できる仕組みを活用しています。ユーザーはこのWorld IDを用いて、無料でデジタルマネーを受け取ることができ、そのデジタルマネーは奉還町商店街で使える商品券に交換が可能です。このプロジェクトは、参加者や商店街、そして自治体に対して費用負担を求めずに進められています。
参加者は無料でデジタルマネーを獲得し、商店街は新たな顧客を獲得できる一方で、自治体は税金を使うことなく地域経済の活性化に貢献しています。これにより、地域内での消費が促進され、商店街の活性化が期待されています。
実施成果とその意義
プロジェクト開始からのわずか2ヶ月で、驚異的な成果を上げたこのプロジェクト。1000万円のデジタルマネー配布のうち350万円分が商店街の商品券として交換されました。これにより、地域社会には新しい消費の流れが生まれ、これまで商店街を訪れることの少なかった層の来街も増えています。
また、実施に当たり地域や事業者の負担がなく、このように大規模な価値が創出されたのは注目に値します。これにより、持続可能な地域活性化のモデルが確立されつつあり、今後もこの取り組みがどのように発展していくのかが楽しみです。
参加店舗の声
プロジェクトに参加する店舗の店主たちからも好評の声が上がっています。
- - SWASTIKA(古着店)の店主、木村さんは、「若い人が良く使っていて、商品券にすることで年齢層が高い方でも使用してくれるようになります。面白い取り組みだと思います。」と話します。
- - 奉還町みつの(居酒屋)の店主、武田さんは、「お客様が商品券を使うとその周りの人にも広がり、ループができている」と述べ、顧客の増加につながっていると報告しています。
- - ナカダヤ(眼鏡店)の中田さんも多様な年齢層のお客さんが訪れていると感じており、通常の売り上げを上回る効果があることを実感しています。
参加方法
このプロジェクトに参加したい方は、以下の手順を踏むと良いでしょう。
1. World Appをダウンロード
2. 奉還町のカフェ「KAMP」に設置されたOrbで認証を受け、World IDを登録
3. 獲得したデジタルマネー(Worldcion)を奉還町商店街で使える商品券に交換
4. 奉還町商店街の店舗で商品券を利用
株式会社KAMP.について
KAMP.は、Web3.0を通じて地域の課題解決に取り組んでいる岡山発のスタートアップ企業です。イベント企画からプロダクト開発、デザイン制作まで多岐にわたる取り組みを行っており、「西奉還町メタバース化計画」ではARやNFTなど最先端の技術を活用しています。これにより新しい地域の魅力を発信しつつ、観光プロモーションやコミュニティ形成に寄与しています。
Worldについて
Worldは、個人情報を開示せずに「自分が人間である」を証明するためのプロトコルです。この仕組みはAI時代に必要な公共財とされており、地域社会や経済の活性化に向けての取り組みと相まって、新たな人間中心の社会を築くことを目指しています。現在、世界中の2600万人以上がWorldアプリを利用しており、その多くがWorld IDの認証を完了しています。
今後も「World・奉還町商店街プロジェクト」を通じて、地域経済の活性化を進めていくKAMP.の取り組みに注目が集まります。