岡山大学 第48回RIDCマンスリー研究セミナーの開催
岡山大学高等先鋭研究院文明動態学研究所(RIDC)は、2025年9月22日に第48回RIDCマンスリー研究セミナーをオンラインで開催します。このセミナーでは、「国民政府による国家統合と財政」をテーマに、岡山大学学術研究院社会文化科学学域の佐藤淳平准教授がスピーカーとして参加し、20世紀前半の中国の財政史についての研究成果を発表します。
セミナーの概要
このマンスリーセミナーは、RIDCに関連する教員が自身の研究やプロジェクトの進捗を自由に報告し、参加者と意見を交わすための貴重な場となっています。一般の方も参加できるようになっており、興味のある方はどなたでも大歓迎です。実施はオンラインで、Zoomを用いて行います。
【セミナー詳細】
- - 日時: 2025年9月24日(水)12:00~13:00
- - 開催方法: オンライン(Zoom)
- - 講演テーマ: 国民政府による国家統合と財政
- - スピーカー: 佐藤淳平 准教授(岡山大学学術研究院社会文化科学学域)
- - 参加費: 無料
セミナー内容
今回のセミナーでは、特に1916年の袁世凱の死後に形成された中国各省の自立化について詳しく言及します。多くの研究では、中央政府と地方政府の間で財源を巡る競争があったことが取り上げられており、これにより各省が自立していく過程が描かれてきました。しかし、地方分権の動きには、財政基盤が脆弱な省に対する補助金の減少や、軍事費の増大による財政難といった課題も伴っていました。
佐藤准教授は、1926年から28年の北伐の前後における地方財政の状況および軍事費の動向を分析し、国民政府による国家統合がどのように進展したのか、その背景に迫ります。このテーマは、現代でも影響を与える重要な歴史の一コマであり、多くの示唆を与えてくれることでしょう。
参加方法
参加希望者は、事前にお申し込みが必要です。以下のリンクから登録を行ってください。
参加申し込みフォーム
申し込み後、参加用のURLが送られます。
終わりに
岡山大学が主催するこの研究セミナーは、地域の研究活動の活性化に寄与する重要な取り組みです。人文・社会科学に興味がある方々にとって貴重な機会となりますので、ぜひご参加ください。
岡山大学文明動態学研究所のさらなる情報や次回のセミナーについては、公式ウェブサイトをチェックしてください。