生成AIセミナー
2025-06-19 01:25:25

岡山大学が実施した生成AIセミナー、未来を担う高校生との対話の場

岡山大学データサイエンス部が学生に生成AIを教える



2025年6月14日、岡山市にある国立大学法人岡山大学が岡山学芸館高等学校を訪れて、生成AIセミナーを開催しました。これは、高校の「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の一環として行われたもので、同校の生徒に対し、最新のデジタル技術についての理解を深めてもらうことを目的としています。

岡山大学データサイエンス部(DS部)からは、大学生と大学院生が中心となり、約113名の2年生情報履修者を対象に、生成AIの基礎から応用までを教える2時間半のセッションが行われました。講座では、生成AIの基本的な原理や、個人情報を取り扱う際の注意点、ファクトチェックの重要性、さらには具体的なプロンプトの使い方など幅広いトピックに触れました。

グループワークを通じた学び



セミナーでは理論だけでなく、実際に「朝ごはんと集中力の関係を明らかにするアンケート」の作成という課題に取り組むグループワークも実施されました。この実践的な演習を通じて、生徒たちは生成AIをどのように活用するか、自分たちの意見をどう表現するのかを考える貴重な時間を持ちました。生徒たちからは「生成AIを使う際に、“人間として”どのように注意が必要か」といった深い問いかけがあり、DS部の学生たちは真摯にそれに向き合いました。展開された対話はセミナー終了後も続き、生徒たちの知的好奇心が刺激される印象を与えました。

教職員の期待と今後の展開



岡山学芸館高校の副校長、小笠原健二氏は、このセミナーを通じて生徒たちに岡山大学やDS部の学生に憧れてもらいたいと期待を寄せました。また、情報科の担当教諭である戎原進一氏は、学生たちが生徒目線で説明を行ったことにより、生徒たちの理解が深まったと感じていると述べました。このように、高校生と大学生との交流が実を結び、相互に学び合う機会が作られていることが良い影響を与えている様子が伝わってきました。

次なる支援の取り組み



岡山学芸館高校では、今後も3Dプリンタを使ったハンズオン講習やスマートフォンの仕組みを理解する解剖実習などを通じて、より深い学びの場を提供する予定です。また、進路選択を考える中でのロールモデルを獲得するための取り組みも継続して支援していく考えです。このように、岡山大学と高校の連携は、地域の教育の活性化に寄与しています。

高校からの支援依頼は岡山大学に多数寄せられており、これからも地域のニーズに応える形でDXハイスクール支援を進めていく予定です。岡山大学、DS部、岡山学芸館高校が連携し、互いに切磋琢磨して教育の新たな可能性を追求していく姿勢には、今後も大きな期待が寄せられています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山大学 生成AI DXハイスクール

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。