地域の未来をデザインする岡山大学の取り組み
国立大学法人岡山大学が、次世代への持続可能な地域社会を築くための重要な取り組みを発表しました。2025年7月16日、同大学で開催されたイベントにおいて、教育分野での「2024年度岡山大学SDGs推進表彰」の優秀賞に輝いた吉川幸准教授が発表した内容についてお伝えします。
SDGsと岡山大学の関わり
岡山大学は、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援する国立大学の一つとして、教育や研究の分野において高い評価を受けています。特に地域課題を解決するための取り組みに力を入れており、今回はその一環として実施されているプログラムが注目を集めました。
実践型社会連携教育プログラム
吉川准教授が担当する授業「地域の未来デザイン(実践編)」では、学生たちがフィールドワークを通じて地域の活性化に取り組む実践的な社会連携教育が行われています。このプログラムは、国立大学の学生が連携し、地域のさまざまな課題に向き合うことを目的としています。
課題を問い、深める
授業では、人口減少が進む地方の課題について問いを立て、それを深く考える手法が採用されています。具体的には、活動の前・中・後に省察を行いながら、学生たちは地域の現実に触れ、その背景や文化を学びます。
2泊3日の体験を通じて
この授業は2泊3日の日程で実施され、学生たちは地域を観光客の視点で見直し、「温故知新」というテーマに基づいて年配の方々からの聞き取りや、岡山県立井原高校の生徒との合同ワークショップなど、多彩な活動を展開しました。これらの活動を通じて、学生たちの地域課題への意識が大きく変わる様子が見受けられました。
学長の期待
発表の場では、那須保友学長が、プログラムに参加した学生たちの今後の進路について質問し、彼らが地域でどのように活躍していくのかに期待を寄せる場面も見られました。現場での貴重な経験が、学生たちの成長と地域社会への貢献につながることを目指しています。
未来につながる活動
今回の取り組みは、岡山大学の持つ地域性と教育力が融合したものであり、地域社会における持続可能な発展を目指しています。吉川准教授の言葉を借りるなら、「地域の未来を選ぶのは私たち」なのです。今後も岡山大学の取り組みに注目です。
ぜひ、岡山大学SDGs推進の詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。学生たちの挑戦が、地域にどのような影響を与えるのか、期待が膨らみます。