ほっかほっか亭と武庫川女子大学が手を組む
持ち帰り弁当のパイオニアである「株式会社ほっかほっか亭総本部」が、2024年11月より武庫川女子大学経営学部との産学連携プロジェクトを開始しました。このプロジェクト「ほっかほっか亭NEO!Z世代のZ世代によるZ世代のためのほっかほっか亭」は、若者であるZ世代が自らの視点で販促施策を考え、実行することを目的としています。
時代を反映するZ世代マーケティング
現在、ほっかほっか亭ではZ世代をターゲットにしたマーケティング活動に積極的に取り組んでいます。具体的には、SNSの活用や特化した事業開発チームの設立など、多岐にわたる施策を実施しています。
この産学連携プロジェクトでは、学生たちが自分の生活やSNSからの気づきを基に、生活者マーケティングを通じた施策を考案しました。制作チームは2つに分かれ、アンケート調査、インタビュー、グループディスカッション、企画立案、プレゼンテーションなどの日々の活動を通じて学び、実践しました。
学内販売企画チームの挑戦
「学内販売企画」チームは、Z世代の特性を考慮し、まずメニューの選定から販促物の制作、告知までを手掛けました。そして、2025年4月には武庫川女子大学の経営学部学舎前で、プロジェクトメンバーが実際に販売を行うという実地販売に挑戦しました。
最終プレゼンテーションでは、これまでの取り組みや販売戦略が紹介され、学生たちの熱い思いが伝わる場となりました。このイベントは、ただの学びの場ではなく、Z世代自身が「何を求めているのか」を真剣に考えて行動した成果を披露する場となりました。
自分でカスタマイズできるお弁当メニュー
一方で、もう一つのチームは、現代のZ世代の流行トレンドを分析し、自分の好みに合わせたお弁当メニューの開発を提案。現在、近畿エリアの一部店舗では、試験的にこの新メニューのトライアル販売を行っています。これにより、消費者のニーズに合わせた新しい形のお弁当が誕生する可能性が広がっています。
未来への期待
今後も、ほっかほっか亭は「手づくり、つくりたて」の美味しさを大切にしつつ、お客様が楽しめる様々な企画を進める予定です。より多くの人々に愛される「街の台所」として、地域に根ざした存在であり続けることを目指しています。
会社概要
ほっかほっか亭は1976年に埼玉県草加市に初出店し、以来「お店での手づくり」にこだわり、地域の皆様に「炊きたて、できたて」のお弁当を届けています。この取り組みが、現在817店舗に広がり、より豊かな暮らしを提供する事業として進化しています。
会社情報
- - 代表取締役会長兼社長:青木達也
- - 所在地:大阪市北区鶴野町3番10号
- - 事業内容:持ち帰り弁当、宅配弁当
- - 公式サイト: ほっかほっか亭
公式SNS
以上の取り組みは、若者たちが実践的にマーケティングを学び、ビジネスを体感する大きな機会となりました。未来のほっかほっか亭は、Z世代の新たなアイデアから生まれる革新によって、さらに発展していくことでしょう。