真庭市でSDGsを学ぶ体験が始まる
岡山県真庭市は、SDGs未来都市に認定されており、持続可能な社会を目指したさまざまな取り組みを行っています。その一環として、2025年1月より新たに始まる「真庭市くらしの循環センター視察コース」をご紹介します。このコースでは、真庭市の循環型の暮らしについて学び、実際の現場を通してその取り組みを体験することができます。
循環型の暮らしとは?
「真庭市くらしの循環センター(愛称:まにくるーん)」では、従来廃棄物として処理されていた生ごみや浄化槽汚泥をリサイクルし、肥料やエネルギーとして再生する取り組みを進めています。これにより、ごみ処理コストが削減され、さらには市民の生活がより持続可能なものへと変わっていくことを目指しています。
SDGs学習コース概要
この学習コースは、真庭観光局が提供しており、地域のSDGs活動を短期間で学べる内容になっています。プログラムの内容には、以下のようなアクティビティが含まれています。
1.
視察コース
「生ごみなどの資源化の取組み説明」と実際の資源化施設である真庭市くらしの循環センターの見学が行われます。
見学中には、資源化のプロセスについての詳しい解説を受けられます。
2.
バイオ液肥濃縮施設見学(オプション)
オプションとして、バイオ液肥の製造方法を学べる施設の見学も可能です。
こちらでは、実際に生ごみから作られる肥料の仕組みを体感できます。
3.
農業体験
地元で実際にバイオ液肥を使用している農家での体験も含まれています。
収穫した野菜をお土産として持ち帰ることもでき、参加者は手に入れた知識とともに実践的な経験も得られます。
学びのサポート
このコースでは、真庭市内のSDGs関連企業の情報をまとめた学習用パンフレットも用意されています。
パンフレットには、見学時に役立つ細かな情報や数字も記載されており、後から振り返る際にも便利です。
真庭市の先進的取り組み
岡山県真庭市は、木質バイオマス発電所や環境に配慮した建築物の推進など、環境問題に対する先進的な取り組みが評価されています。
特に、「銘建工業」が製造した木材が使用されている大阪・関西万博の「大屋根リング」が話題となりました。このような注目の取り組みを体験するために、全国各地から多くの視察が訪れています。
参加の詳細
真庭観光局では、SDGs学習のニーズに応じたさまざまなプログラムを用意し、旅行や学習目的に合わせたコースを提供しています。
環境問題への理解を深める絶好の機会ですので、ぜひご参加ください。
お問い合わせ先
一般社団法人 真庭観光局
〒717-0013 岡山県真庭市勝山654
TEL: 0867-45-7111
営業時間: 8:30~17:30 (定休日: 土日祝、年末年始)
公式ウェブサイトにて詳細をご覧いただけます。