セブン‐イレブン・ジャパンが物流DX・標準化表彰を受賞
令和7年度の物流パートナーシップ優良事業者表彰で、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、日本ロジスティクス協同組合と共同で部門賞「物流DX・標準化表彰」を受賞しました。この受賞は、同社の持続可能な物流の取り組みが評価された結果です。
受賞の背景
2025年12月23日、経済産業省で開催された表彰式にて、セブン‐イレブン・ジャパンの代表である阿久津知洋社長は、物流パートナー企業との連携強化や環境に配慮した施策を進めていることを語りました。同社は、物流分野における様々な課題に対処するために、効率化や脱炭素の取り組みに積極的に参画しています。
物流の効率化施策
今回の受賞の要因となったのは、「24年問題を契機とした物流課題解決に向けた多面的な取組施策」です。これにより、具体的には以下の施策が評価されています。
1. 夜間納品便の集約
おにぎりやサンドイッチといった日配品の夜間納品便を全国で集約し、2025年3月には9,500店舗で実施しています。この取り組みにより、積載率の向上とともに配送スタッフの労働時間短縮が実現されています。
2. 曜日別の納品時間の変更
また、新商品発売に伴い、物流波動に応じて納品時間を変更することで、一定の曜日では集中した物流対応を可能にしています。2025年1月からは11,300店舗でこの手法が取り入れられ、積載率がさらに向上しています。
これらの取り組みは、フランチャイズチェーン本部として、物流パートナー企業や加盟店との協力を強化する中で実施されています。
環境への配慮
セブン‐イレブンは、物流における環境負荷を軽減するための取り組みも進めています。グリーン物流パートナーシップ会議に参画し、CO₂排出削減に向けた自主的な取り組みを促進。これにより、荷主企業と物流事業者の連携を深め、持続可能なサプライチェーン構築に寄与しています。
表彰の意味
「物流パートナーシップ優良事業者表彰」は、毎年行われる物流分野における最高の栄誉で、環境負荷の低減や生産性向上に貢献した企業が評価されます。セブン‐イレブン・ジャパンは、その優れた成果を持って選ばれ、今後も持続可能な物流体系の構築に寄与していく姿勢を示しています。
今後の物流業界におけるセブン‐イレブンの動向にも注目です。持続可能な未来に向け、さらに研鑽を重ねていくことでしょう。