小田象製粉株式会社がポジティブ・インパクト・ファイナンス契約を締結
岡山県倉敷市に本社を構える小田象製粉株式会社が、株式会社中国銀行との間で「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」に関する融資契約を締結しました。この取り組みは、国連環境計画・金融イニシアティブが提唱する「ポジティブ・インパクト金融原則」に基づいて進められています。
ポジティブ・インパクト・ファイナンスの背景
ポジティブ・インパクト・ファイナンスは、企業活動が社会や環境に与える影響について包括的に評価することを目的とした金融モデルです。これにより企業のプラス面とネガティブ面を明らかにし、持続可能な経済活動を支援することが期待されています。
小田象製粉は、このノウハウを活かし、持続可能な企業活動の実現に向けた財政的支援を受けることになります。特に、評価を行う中国銀行は、企業が持つ潜在的な影響力に注目し、社会的な責任を果たすためのサポートを行います。
ファイナンス契約の基本情報
- - 会社名: 小田象製粉株式会社
- - 所在地: 岡山県倉敷市児島塩生2767-68
- - 代表者: 小田眞司
- - 業種: 製粉業
- - 融資額: 500百万円
- - 実行日: 令和7年7月1日(火)
- - 融資期間: 7年
この契約に際しては、日本格付研究所からの第三者意見も得られており、ポジティブ・インパクト金融原則への準拠性が確認されています。これは、小田象製粉が今後も持続可能な経済活動を促進するための重要なステップとなります。
小田象製粉の取り組み
小田象製粉株式会社は、製粉業界において100年を迎える歴史を持ち、これまでに様々な技術や製品を開発してきました。「ZOO」シリーズに代表される微粉砕技術は、特に生産効率を向上させ、労働時間の削減に寄与しています。
また、国産小麦の拡大や環境保護活動にも積極的に取り組んでおり、社員教育や良好な職場環境の整備を通じて、持続可能な社会の実現に向けて努力しています。「小麦の無限の可能性を追求」し続けることで、次の100年につなげていく所存です。
インパクト項目と関連の取り組み
本ファイナンス契約におけるインパクト項目としては、健康や安全性、零細・中小企業の繁栄といったポジティブインパクトが含まれます。一方で、ネガティブインパクトとしては、気候変動や廃棄物問題にも対応していく必要があります。
これらの取り組みは、企業が持つ社会的責任を果たしながら、持続可能な発展を考える上で非常に重要です。
まとめ
小田象製粉株式会社のポジティブ・インパクト・ファイナンス契約の締結は、地域経済や環境に良い影響を及ぼす重要な動きです。企業が持続可能な方向にシフトし続けることで、地域や社会全体が恩恵を受けることを期待しています。今後も小田象製粉の活動に注目し、サステナいい社会の構築に向けた情報を発信していきます。