発酵技術シンポジウム
2025-11-16 22:35:31

岡山大学が発酵技術を世界に発信するシンポジウムを開催

岡山大学が目指す発酵技術の国際化



2025年11月16日、岡山大学微生物インダストリー講座が主催するシンポジウム「日本の発酵技術を世界へ」が岡山県医師会館にて開催されました。約500人の参加者が集まり、発酵技術に関する最新の知見や未来への期待が語られました。

シンポジウムの様子

シンポジウムの概要



このシンポジウムは、岡山大学の那須保友学長、フジワラテクノアートの藤原加奈副社長のオープニング挨拶で幕を開けました。その後、本学微生物インダストリー講座の神崎浩教授がシンポジウムの趣旨を説明し、発酵技術の重要性を強調しました。

基調講演では、SAN-J Internationalの佐藤隆社長が「海外における麴発酵の用途拡大」について講演。続いて、東京大学の丸山潤一教授が「麴菌が秘める多様な機能をゲノムから視て拓く」と題して固体培養の重要性を解説しました。これらの講演を通じて、麴菌と固体培養の可能性が紹介され、参加者の興味を引きました。

総合討論



講演の後、パネル討論が行われました。参加した研究者や企業の代表者が集まり、発酵技術の国際的な展望や、麴菌の応用について熱い議論を交わしました。特に、近年の海外における麴の需要拡大についての意見交換は、多くの参加者に新たな視点を提供しました。

岡山大学の微生物インダストリー講座の原唯史助教が取り組みを発表し、産官学の連携の重要性が再確認されました。また、現地参加者約170人とオンライン参加者約330人という多様な参加形態が、このシンポジウムの成功を物語っています。

今後の展望



シンポジウム終了後、岡山大学大学院環境生命自然科学研究科の森也寸志研究科長が閉会挨拶を行いました。彼は、地域資源を活用した新たなものづくりの可能性や、発酵技術の持続可能性に対する期待を述べました。特に、微生物を活用した技術が持つポテンシャルは、今後の地域産業の発展にも寄与するでしょう。

このシンポジウムは、発酵技術の国際的な展望を示し、研究者や企業が連携して新しいアイデアを提案する場となりました。皆様もぜひ、岡山大学微生物インダストリー講座のYouTubeチャンネルを通じて、シンポジウムの様子をご覧ください。過去のシンポジウム動画も公開されており、貴重な情報が詰まっています。

岡山大学の取り組みに今後も注目し、地域の文化を支える発酵技術の発展に期待が寄せられています。


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