母子の未来を守る岡山大学のクラウドファンディングプロジェクト

岡山大学が取り組む母子の未来を守るプロジェクト

国立大学法人岡山大学が新たに始めたクラウドファンディングプロジェクト「口腔健康からつなぐ母子未来プロジェクト」は、妊娠中の歯周病が胎児や母体に及ぼす影響を探求し、低出生体重児を減少させるための重要な研究を目指しています。

プロジェクトの背景

妊婦の歯周病は、胎児の成長や将来的な健康に悪影響を及ぼすことが知られており、その結果、低出生体重児の出産が増加しています。岡山大学では、この社会問題を解消するために、母体の健康を保つことが子どもたちの未来につながると考えており、今回のプロジェクトが立ち上げられました。

研究の内容

本プロジェクトでは、歯周病由来の「細胞外小胞（エクソソーム）」が胎盤を通じて胎児に及ぼす影響を研究します。特に、妊娠マウスモデルを用いて、胎児の肝臓や脳といった重要な臓器への影響を分子レベルで解析します。この研究から得た知見は、将来的な生活習慣病のリスク予測や母子保健政策へと応用されることが期待されています。

支援の呼びかけ

岡山大学は、プロジェクトの目標金額を100万円に設定し、研究に必要な試薬や設備の購入、国際学会での発表費用、また、留学生の研究支援などに資金を活用する方針です。皆さんからのご支援が、これから生まれてくる子どもたちの健康を守るための新たな科学的基盤を築く手助けとなります。

スポンサー特典

特に、寄附を行った方には「寄附金控除」が適用され、法人の場合は全額損金に算入でき、個人の場合も所得税・住民税の控除の対象となります。これにより、支援を行いやすく、地域社会に対する影響を実感しやすくなっています。

プロジェクトの重要性

このプロジェクトは、国際的に活躍する若手研究者や留学生にとっての機会を提供するものでもあります。地域における研究活動を強化し、世界に通用する科学教育を促進する目的も持っています。岡山大学が推進する「持続可能な開発目標（SDGs）」に沿った取り組みとして、地域社会全体の健康と福祉を向上させるために貢献することを目指しています。