岡山大の空気圧アクチュエータ
2025-07-06 21:23:19

岡山大学が次世代空気圧アクチュエータのミニシーズ発表会を開催し、革新技術を公開

次世代のロボット技術を牽引する岡山大学の発表会



2025年6月25日、岡山大学津島キャンパスの共創イノベーションラボKIBINOVEにて、岡山大学が主催した「ミニシーズ発表会」が開催されました。このイベントでは、地域企業や自治体から16名が参加し、各研究者が最新の研究成果を発表しました。

イノベーションの芽が育つ場


おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)が運営するこの発表会は、産学官の連携を促進し、地域の課題解決に向けた取り組みを支援するための舞台として機能しています。この日は、岡山大学の学術研究院環境生命自然科学学域に所属する下岡綜助教が、「柔らかさ×力強さを両立した次世代空気圧アクチュエータ」というテーマで講演を行いました。

次世代空気圧アクチュエータの発表


下岡助教は、アクチュエータの基本的な機能について説明し、特に空気圧を利用した「EFPA(Extended Flat Pneumatic Actuator)」に焦点を当てました。この技術は、従来のアクチュエータが抱える「変形が可能でも出力が弱い」「高出力には高圧が必要」といった問題を解決するために開発されました。

特徴と利点


EFPAは構造および材料の工夫により、柔らかさと力強さを両立させることが可能です。また、低い圧力で動作しながらも、高精度での制御が実現できる点も大きな魅力です。特に医療や介護分野でのロボットやウェアラブルデバイスへの活用が期待されており、今後のさらなる研究の進展が見込まれています。

デモンストレーションと参加者の反応


講演後には、実際のアクチュエータを使用したデモンストレーションが行われ、参加者はそのしなやかで力強い動きに驚きと感心を示していました。デモに続くディスカッションでは、アクチュエータの具体的な応用可能性について積極的な意見交換が交わされ、地域の企業と研究者とのネットワークが深まる様子が見られました。

現地からの期待


下岡助教は、これらの研究が岡山大学の特色ある取り組みの一環であり、地域社会への貢献につながることを強調しました。岡山大学が推進するデジタルイノベーションは、まさに地域の未来を切り開く可能性を秘めています。そして、OI-Start事務局は技術に興味のある方々からの問い合わせも歓迎しています。

お問い合わせ情報


次世代のロボット技術に興味がある方は、下記のOI-Start事務局にご連絡ください。

  • - 住所: 岡山県岡山市北区津島中1-1-1岡山大学津島キャンパス 自然科学系総合研究棟 6F
  • - 電話: 080-7178-7277、090-7185-8436
  • - E-mail: oi-start◎okayama-u.ac.jp(@を◎に置き換えてください)

この発表会を通して、岡山大学が地域社会におけるイノベーションの拠点としての役割を果たしていることを再確認することができました。今後の研究の進展にも目が離せません。


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