岡山大学と国連大学が連携協定を締結
2025年10月20日、岡山大学津島キャンパスにて、国立大学法人岡山大学と国際連合大学(UNU)との間で国際交流協定(Memorandum of Understanding: MoU)の調印式が行われました。式典には、鈴木綾国連大学上級副学長と那須保友岡山大学学長が出席し、協定書に署名しました。
この協定により、岡山大学と国際連合大学は教育、研究、学生交流を含む幅広い分野での協力を進め、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化します。具体的には、国連大学が世界12カ国に展開する13の研究機関との連携や大学院生向けのインターンシッププログラムの構築を進めていく方針です。那須学長は、この協定が両大学のさらなる連携を促進する重要な一歩であると強調しました。
今回の協定締結は、2017年に共催した「持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けたRCE第一回世界会議」をきっかけとして、両大学の交流が深まった結果です。この5年間、岡山大学は国際連合大学との関係を強化し続け、2024年には国連大学長が本学を訪問、講演会も開催される予定です。
活動の具体的な影響
岡山大学は、国連の「高等教育サステイナビリティ・イニシアチブ(HESI)」における活動や、大学間連携プラットフォームへの参加を通じて、持続可能な開発に貢献するための多様な取り組みを行っています。これまでの積極的な活動により、本学教員は「AIと高等教育の未来」という新たなアクション・グループにも参画しています。2025年には那須学長がHESIグローバルフォーラムに登壇し、岡山大学の国際的な取り組みを発信する機会もあります。
さらに、10月21日から23日には、国際連合大学、岡山市、RCE岡山による「第14回グローバルRCE会議」が開催され、岡山大学は分科会やフィールドビジットを担当します。このイベントでも、大学間のさらなる連携が期待されています。
地域中核・特色ある研究大学として
岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学として、国際的な視点を持ちながら持続可能な未来に向けて新たな研究や教育の展開を模索しています。今後も岡山大学の取り組みには注目です。持続可能な社会の実現に向けた貢献を期待し、その活動を見守っていきたいと思います。
国際協力はますます重要性を増しており、岡山大学と国際連合大学の連携がどのような影響をもたらすのか、引き続き注目していきましょう。