おにぎり消费動向調査：価格上昇を感じつつも愛され続ける定番食

おにぎり：日本人の心の味

おにぎりは、日本の食文化に欠かせない存在です。実際に行われた調査によると、94.8%の人々が「おにぎりが好き」と回答し、特に40代から50代にかけてその支持は顕著です。「とても好き」との回答も多く、親しみやすい家庭の味として位置づけられています。

調査の結果

この調査は株式会社mitorizが主体となり、3,090名の消費者に対して実施されました。その結果、約半数の人々が月に1回以上おにぎりを自宅で握る一方で、約3割の人がスーパーマーケットやコンビニで週に1回以上購入していることがわかりました。自宅でおにぎりを作る習慣は根付いているものの、忙しい現代人には市販品のニーズも高まっているようです。

購入時の重視点

また、調査ではおにぎり購入時に重視するポイントが「具材の種類」と「価格」という2つに絞られました。具材の選択肢の多さが76.4%の支持を受け、続いて69.1%が価格を重視しました。これは、おにぎりの選択が「味」と「コストパフォーマンス」に対する意識が強いことを示しています。実際、見た目や栄養に対する関心は相対的に低い結果が出ました。

価格上昇とその影響

価格に関する調査では、93.3%の人が値上がりを認識し、特に「かなり高くなった」と感じる人は58.9%に上ります。しかしながら、価格が上昇しても「変わらず買い続ける」との回答が34.7%と多く、価格を意識しつつもおにぎりの人気は逆境にあっても揺るがないようです。逆に、32.3%は購入頻度を減らしており、コストを意識する人も増えています。すなわち、消費者は柔軟に選択を行い、時には安価な具材を選ぶようになるなどの行動が顕著です。