岡山大学の学生が国際舞台で学んだ経験
岡山大学の「グローバル・ディスカバリー・プログラム」に参加しているグエン・カ・マンさんとレ・マイ・タンさんが、国際通貨基金(IMF)の主催する第23回マクロエコノミスト養成プログラムに選ばれました。彼らは2025年3月26日から28日まで東京で行われたこの特別なプログラムに参加し、国際経済に関する理解を深める機会を得ました。
このプログラムでは、IMF加入国の経済動向を分析する模擬業務が行われ、約20人の参加者がマクロ経済分野での貴重な知識を学びました。それは国家経済の安定性や将来のシナリオ、潜在的な脆弱性、政策改革の可能性などを探求する内容です。
経済分析の観点から
参加者たちは、経済を4つの主要部門—実物経済部門、対外部門、財政部門、金融部門—に分けて分析し、各部門の相互関係を見ることで、政策決定が他の部門に与える影響を学びました。特にラオスやマレーシアの事例を通して、具体的な政策課題についての理解を深めることができたのです。
さらに、スリランカのIMF調整プログラムに見られる複雑な政策トレードオフに関する議論も行い、参加者はさまざまな視点からの問題解決の重要性を実感しました。最終日にはグループで討論を行い、タイやベトナムの経済状況やリスクの分析を行い、その結果に基づいた政策提言も行いました。
学びの成果
ベトナム出身のグエンさんとレさんは、今回のプログラムを振り返り、「マクロ経済動向の監視や政策形成がどのように行われているのか貴重な経験をしました。日本語でのワークショップに最初は緊張しましたが、国際金融機関の専門家たちの姿を見ているうちに、この学びがどれほど面白いかを実感しました」と語りました。
彼らは、プログラムでの経験を通じて、今後の学びに活かしていきたいと抱負を述べています。
岡山大学の未来に期待
岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学として、今後も優れた人材を育成し、地域社会や国際社会に貢献する取り組みを続けていくことでしょう。大学の関与や地元経済への貢献として、したがって、岡山大学の活動には多くの期待が寄せられています。大学が育成したグローバルな視点を持つ学生たちが、未来の経済界でどのように活躍するのか、大いに注目です。