FIVORで環境保全
2025-06-24 09:55:29

岡山に誕生した新会社FIVORが目指す持続可能な循環型社会

岡山に誕生した新会社FIVORが目指す持続可能な循環型社会



2025年4月3日、岡山の倉敷市に新たに設立された「株式会社FIVOR」。この会社は、工業用ゴム部品の製造で知られる丸五ゴム工業のグループ企業として、持続可能な栽培システム「アクアポニックス」を提供し、環境保全の取り組みを推進しています。

FIVOR設立の背景


FIVORは、「心豊かで循環する暮らしが当たり前になる社会」を目指しています。自然との共生を重視し、持続可能なライフスタイルを提案することで、教育や福祉、オフィスなど様々な場面で環境が重要視される世界を構築したいと考えています。

このビジョンには、丸五ゴムで培った技術力が活かされており、様々な業界での環境改善を推進することが期待されています。

アクアポニックスのシステムとは


FIVORは、水耕栽培と水産養殖を組み合わせた持続可能な栽培システムであるアクアポニックスを提供しています。このシステムでは、微生物の力を借りて魚の排泄物を植物の栄養源に変え、植物が水を浄化する仕組みが成り立っています。これにより、水の使用量を大幅に削減しつつ、農業と水産業の共存を図ることができます。

FIVORが開発した「TAMATE BOX」は、専門知識がなくても安心して利用できるアクアポニックス装置です。この装置は、収穫量や設置場所に応じたカスタマイズが可能で、小規模な生産者でも簡単に導入できることが特長です。環境負荷を軽減しながら、栽培と養殖の両方に取り組むことができます。

TAMATE BOXの導入と見学


一般的にアクアポニックス設備の見学機会は少なく、特に西日本では珍しい存在でした。FIVORは、導入を希望する企業や施設向けに、倉敷市に完全閉鎖循環式の栽培・養殖場を設け、その見学を受け付けています。

TAMATE BOXの特長としては、
  • - 水の使用量を最大90%削減
  • - 専用アプリによる生産管理
  • - 通常の約1.5倍の光量を確保
  • - 液肥栽培に比べ約2.6倍の生産性を実現
  • - 設置から育成までのサポート体制

これにより、効率的な栽培が可能となり、より多くの食材を安全に育てることができます。

期待される導入先とその活用法


FIVORのアクアポニックス装置は、様々な用途に応じた活用が可能です。例えば、農福連携を通じた就労支援施設では、生産活動を通じて工賃を向上させ、社会参加を促進することが期待されます。また、学校での体験型プログラムを通じて、学生たちが環境や循環型農業について学ぶ機会も提供されるでしょう。

さらに、水族館や科学館での展示を介して生態系の理解が促進されるほか、自家栽培の食材を使った料理を提供するレストランや医療機関での利用も考えられます。また、オフィス空間においては、従業員の癒しやコミュニケーションの活性化が期待されています。地域住民との交流を図るために、廃校施設を中心とした新しい産業創出の場としての役割も果たせるのではないでしょうか。

会社概要


株式会社FIVORは、岡山県倉敷市上富井に本社を置き、代表取締役は藤木大輔氏が務めています。資本金は800万円です。FIVORのビジョンに共感し、持続可能な社会の実現に向けた活動を共にする企業や団体からの問い合わせをお待ちしております。

  • - 社名:株式会社FIVOR(ファイバー)
  • - 設立:2025年4月3日
  • - 所在地:〒710-8505 岡山県倉敷市上富井58
  • - URLhttps://fivor.co.jp/

今後のFIVORの活動に期待が膨らむばかりです。環境に優しい循環型社会の実現に向けて、一緒に歩んでいきたいですね。


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