岡山大学大学院生が「OKAYAMA STARTUP AWARD 2025」でグランプリを受賞
2025年4月21日、岡山大学は喜びのニュースを発表しました。大学院生の堀内涼太郎さんが、岡山市で開催された「OKAYAMA STARTUP AWARD 2025」において、学生部門のグランプリを受賞しました。このコンテストは、地域の起業家精神を育むことを目的としたビジネスプランコンテストであり、毎年多くの参加者が集まります。
堀内さんのビジョン
堀内さんが提案したプラン「Aqzoo(アクズー)」は、水族館に行けない人々のためにオンラインで水族館のライブ映像や解説を楽しめるプラットフォームです。主に高齢者施設や福祉施設での利用を想定しており、誰でも水族館の魅力を手軽に体験できる環境を提供します。また、収益の一部を水族館支援に回すなど、社会貢献への取り組みも高く評価されました。
堀内さんは受賞の喜びを語り、「自分たちの世界観や事業の意義を率直に伝えました。尖った内容がどのように受け入れられるか不安でしたが、信じる未来を諦めずに発信しました」と明かしました。
コンテストの意義
「OKAYAMA STARTUP AWARD」は、地域経済の活性化や社会課題の解決につながる革新的なアイデアを持つ起業家や学生に対し、新規性、社会性、採算性、将来性、パフォーマンス性の5つの基準で評価が行われます。この第4回ももスタビジネスプランコンテストは、岡山を拠点とした起業家にとって、大きなステップアップの場となっています。
岡山大学の支援体制
岡山大学では、スタートアップ・ベンチャー創出本部を設けており、起業志望の教職員や学生に向けた多角的な支援を行っています。技術やビジネスプランの事業化に向けたアドバイス、経営相談など、起業を志す人々を全面的にサポートしています。
今回の受賞を受け、堀内さんはこれからの活動には更なる期待がかかります。彼のような若い起業家たちが地域や社会にインパクトを与える姿は、岡山の明るい未来を感じさせます。
イベント参加の様子
また、本コンテストには他にも岡山大学の教員や学生が参加し、さまざまなビジネスアイデアを発表しました。平山隆浩助教や佐々木健人さんも登壇し、惜しくも受賞は逃しましたが、多くの観客との意見交換が行われ、実りの多い時間となりました。
このように、地域中核・特色ある研究大学として、岡山大学は地域の起業家精神を育む活動に力を入れています。興味のある方は、ぜひ同大学のスタートアップ関連部門に相談してみてください。これからも岡山大学の取り組みから目が離せません。