岡山大学がインドで国際教育会議に参加
岡山大学は、2025年3月24日から28日までインドのデリーで開催された「APAIE(アジア太平洋国際教育協会)2025」の国際教育会議に参加しました。この会議には、55か国から2,200名以上の高等教育機関の関係者が集結し、グローバルな教育交流を促進するための重要な議論が行われました。
本学からは、グローバル人材育成院の准教授・稲森岳央氏と学務部国際教育推進課の主任専門職員・後谷和美氏が参加し、大学の国際化や学生の国際交流をテーマに積極的な意見交換が行われました。特に、インドには1,000以上の大学が存在し、多様な教育機関が参加する中で、本学としての国際戦略を明確に打ち出す貴重な機会となりました。
会議期間中、本学は「Study in Japan」ブースにて自身の魅力を発信し、新しい提携先との協議も行いました。この場で交流を深めた様々な大学と、どのような国際交流プログラムや共同研究が可能なのかについて検討を進めました。
グローバルな視点からの教育の重要性
各国の高等教育機関は、「EMI(英語による授業)」の導入を急速に進めており、これは国際教育において非常に重要な動向です。これに対応するため、本学は英語による授業を拡充し、夏季や春季には語学研修プログラムを展開しています。このような取り組みの一環として、参加者たちは、自国のニーズや教育革新の波にどのように乗っていくかを真剣に議論しました。
岡山大学は、国際教育に対する更なる取り組みを約束し、地域の教育機関としての位置付けを強化していく方針です。今後の国際的な活動において、岡山大学は地域の強みを生かしつつ、世界の教育界と連携し、学生に豊かな学びの環境を提供していきます。
会議中には、岡山大学の協定校であるベルギーのゲント大学の招待を受け、Didier Vanderhasselt駐インドベルギー大使が主催したレセプションにも参加しました。この場で得た人脈は、今後の国際交流においても大きな財産となるでしょう。
未来への期待
岡山大学は、これからも地域の中核を成し、特色ある研究大学として、国際的なネットワークを一層広げていく考えです。特にSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも、教育や研究の国際化がますます重要になってきます。今後も岡山大学が地域と世界に貢献し、学生たちの成長に寄与する取り組みが期待されます。教育を通じた国際的な交流がどのように進化していくのか、皆さんも注目してみてはいかがでしょうか。