高梁市とABCクッキングスタジオの新たな協力関係
岡山県高梁市とABCクッキングスタジオが、地域の発展に向けた包括連携協定を結びました。この新しい取り組みは、地域資源を活用して高梁市の「食」を強化し、国内外への魅力発信を推進するものです。ここでは、その協定の背景や内容について詳しく解説していきます。
協定締結の背景
2024年10月までに、日本国内外で約170万人の会員を持つABCクッキングスタジオは、各国に料理教室を展開し続けています。高梁市との連携は、このネットワークを最大限に活用し、高梁市の魅力を広めるための重要なステップです。特に、地元特産品の魅力を引き出し、販路を拡大することは、地域の経済に大きく寄与すると考えられています。
協定の内容と目的
4月3日に行われた締結式には、高梁市の石田芳生市長とABCクッキングスタジオの代表取締役社長、志村なるみ氏が出席し、協定書の取り交わしが行われました。この協定により、以下の協力事項が設定されました:
1.
地域食材の魅力向上 - 地元の食材を使った料理教室の開催やレシピ開発を通じて、地域の特産品の魅力を引き出します。
2.
情報発信と施策PR - SNSや各種メディアを通じて、高梁市の魅力を広く発信し、訪問者を増やす取り組みを実施します。
3.
人財育成・交流 - ABCクッキングスタジオから派遣される人材が、高梁市の食育や料理活動に参加し、地域の人材育成を図ります。
4.
観光・ブランド振興 - 高梁市の観光資源を活かし、地域ブランドとしての認知度向上を目指します。
期待される効果
この協定締結を通じて、高梁市は「食」の力を借りて地域活性化を図ることが期待されています。また、地域内での資源の循環を促進し、地域の持続可能な発展にも寄与するでしょう。市長の石田芳生氏は、「健幸都市たかはし」の実現に向けて、地域内外への情報発信を強化し、地域のブランド力を高める意気込みを見せています。
ABCクッキングスタジオの志村なるみ代表は、高梁市の「食」を未来へとつなぎ、地域住民が集える場を提供することで、多くの人々に豊かで楽しい食体験を届けられることを目指しています。
地域の特産品とイベントの活用
高梁市は、「吹屋の町並み」や「桃太郎トマト」など、多くの特産品を有しており、こうした資源を活用することが協定の重要な柱です。また、地元での料理教室やイベントの開催を通じて、訪問者に高梁市の魅力を実際に体験してもらう機会も増えるでしょう。
このように、高梁市とABCクッキングスタジオの包括連携協定は、地域の「食」を中心にした新しい活性化の道筋をつけるものです。今後の展開に注目が集まります。